書きたいときしか書かない

文字に触れて落ち着きたくって始めました。2014.04.23

ようやく「IT/ “それ”が見えたら、終わり。」見てきた〜!!

やっと見れた〜〜!小学生の時、ホラー映画童貞を捧げた作品、IT!

1990年版を主人公と同じくらいの年代に、一人で見た思い入れがあるんだよな〜!

 

過去にITを見たときのブログ

http://bihiki.hatenablog.com/entry/2014/05/14/161444

 

 

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一人で映画館に行ったけど、チケット買ってから

「本当に映画館で一人で見れるのか・・・?」と怖くて不安になりました!

でも他にもお客さんいたから大丈夫だった!!

終始コート頭からかぶってたけども!!

 

映画のレビューなんて公開初日にしろよ!って感じだけど、

てか好きな作品だから贔屓目たっぷりだからレビューにもなんねぇけど

恐怖と感動が溢れて止まらないから聞いて!!!!

 

 

 

あらすじ

舞台は1989年、アメリカの田舎町デリー。

町で相次いで起こる子供の行方不明事件。

主人公のビルも弟を行方不明で失くした被害者であった。

弟の事件の真相を突き止めるため、学校の仲間たちと夏休みに計画を立てる。

調べるうちに、デリーには27年周期で大きな事件が起こっていること、

その原因は町の下水とつながる古い井戸に住むピエロの怪物であることを突き止める・・・

 

旧作では1959年が話の舞台だったけど、89年になってました。

 

私にとっては怖かったけど、

ホラー映画の中では比較的怖くない作品だと思います。

 

ホラー的観点から言うと、ピエロの怪物が手を変え品を変え登場してくる感じで

いわゆる、ベタな作品。なのかな。

 

でも主人公と仲間達で繰り広げる青春物語にもなっているので

夏休みに川遊びするシーンなど、可愛いシーンもたくさんあります。

スタンド・バイ・ミーっぽいかも。

 

可愛いシーンと怖いシーンのメリハリがあって、

ホラー映画には珍しい構成。かな。

ホラー映画全然見たことないから知らんけど。

 

怖いシーンの中でもマジでマジで怖いのは

ビルの弟のジョージが犠牲になるシーン。

 

兄のビルから紙で船を作ってもらったジョージは、外に出て水に浮かべて遊びます。

雨が降っていたせいもあってか、船はどんどん流れていき、

側溝に落ちてしまいます。

落ちた船を拾おうと溝を覗き込むと、中にはピエロが!

ピエロは「船を返して欲しかったら、手を伸ばして」とジョージを誘い込み

手を食いちぎって、泣き叫ぶジョージをそのまま下水の中に引きずり込みます。

 

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きゃ〜〜〜〜〜〜!

 

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お時間ある方はどうぞ。

恐怖のピエロ登場シーン!『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』本編冒頭映像 - YouTube

 

 

子供達は自分が抱える恐怖心を克服しないとピエロと戦えません。

 

ピエロと戦う子供達は7人。

それぞれが恐怖やトラウマを抱えて生きています。

火事で両親を亡くした子

父親に性的虐待を受ける子

いじめられっ子、などなど。

負け犬クラブと自称しているもやしっ子たちです。

 

そして、そんな子供達を狙うペニー・ワイズ。

最初は初代ペニー・ワイズ役を務めたティム・カリーにオファーしたらしいけど、

断られたそう。ティム・カリーはチャーリーズエンジェルやホームアローンに出てくる。名脇役な俳優さん。

 

 

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ティムのペニーワイズがジョージを食べようとするシーンは、

ただ大きく口開けて、画面がグニャ〜んってなるだけなのに

テレビの前に座ってる私まで食べられそうになるくらい恐ろしい。

声もピエロらしくなく、低すぎる。

怖さ、とブラックなユーモアが全面に出てて、クレイジー!

 

 

 

 

そして、2017年のリメイク版でピエロを演じたのは

ビル・スカルスガルド

 

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え〜、こんな若いイケメンに怖いピエロが演じられるの〜?と心配したけど

 

 

 

 

 

 

全然大丈夫だった。

 

 

 

 

 

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イケメン、幅広すぎ。

 

 

 

CGで体がぐねぐねに折りたたまれてたり、口が寄生獣みたいに開いたり

技術で恐ろしくなってた部分もあるけれど、

子供を食べること、ではなく、怖がらせること、誘い込むことを楽しんでいる演技が

嫌悪感抱くくらいの完成度。猫なで声とか背筋がゾゾ〜!ってします。

不気味と狂気さたっぷりの目つきはトラウマものです。

ただの人喰いピエロではなく、

快楽殺人鬼のような一面も出てて本当にお芝居が素晴らしかった!

 

ティムとの違いはビジュアルの美しさとカッコよさ。

そこが何をするかわからないハラハラ感と異常さを出してたと思う。

 

 

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ティム・カリーも異物感たっぷりなんだけど、

彼ほどTHE ピエロ!って感じではないので違った見せ方で新鮮でした。

でもティム・カリーの顔面力は圧倒的だな〜、

 

 

 

あと旧作との違いはクライマックスでピエロを倒す時、

子供たちの成長が旧作よりも丁寧に描かれてたところ。

 

旧作では紅一点のベバリー(今作すごくイイ機能をしてた)が

銀のイヤリングをパチンコで飛ばしてペニー・ワイズをやっつけるんだけど

銀の力で倒すのではなく、もっと原始的に暴力で

全員でピエロをボッコボコにします。

恐怖に打ち勝つ自分との戦いと重ねてたのでしょう。

 

決戦のシーンで、ビルを人質に取ったペニー・ワイズはこう言います

「こいつを食べたら27年の眠りにつく。お前たちの将来は保証しよう。」

ビルも「巻き込んだのは僕だ。みんな僕を置いていけ。」と言います

 

仲間たちは一瞬考えて、考えた結果

「ピエロを殺せ〜!」と立ち上がります。

 

ピエロを倒す=恐怖の克服

と言った感じで、全員野球で戦うんです。

 

あんなに怖がってたのに、仲間のピンチに立ち上がって、

ボカボカとピエロを殴れるようになるなんて・・・

ホラー映画であることを忘れるほどの感動でした(T T)

 

仲間達、とひとくくりにしてますが、

みんな個性的で可愛くてキャラが立ってて

バックボーンもちゃんと描いていて、

2時間ちょっとでここまで盛り込めるものなのか、と感心。

 

 

 

そして気になるのは続編ですね。

青春ちっくに映画が終わってイイ感じなんですけど、

27年後、ペニー・ワイズが復活します。

1989年の27年後なので2016年。ほぼ現代。

ここが旧作と時代背景が違うので楽しみなところです。

 

続編もどういう始まり方するか分かってるから言えるんだけど、

これで終わりにしてほしい笑。

 

見るけどね。