富士山はどれだ
京都へ向かう新幹線なう。
京都大好き人間なのでワクワクです!
そういえば、3年生のとき京都から東京へ向かう新幹線で富士山を探したことがあったなぁ。
ゼミのフィールドワークで中国人留学生の子と乗っていたのですが、
「びひきさん、ボク富士山が見たいです!」と。
じゃあ探そうか!と。
でも富士山ってどの辺にあるんだ?
取り敢えずなんかデカイ山があったら写真撮っとくか。
あ、あれじゃね?
こっちのがさっきよりデカイかな?
パシャパシャー。
新幹線のデッキでテキトーなことを言って留学生の彼を心配させていたところに、車掌さんがやってきて、
富士山でしたら○時◯分くらいに見えますよー(^^)
あ、そうですか〜。はーい。
恥ずかし。まだまだ先じゃん!
スマホのフォルダに収められた名前も知らない山たちをソッコー全消しました。
でも新幹線ビギナーの留学生クンは、
「通過する時間もわかるんですね!流石です!」と大興奮。
暫くして、
一瞬だけ富士山が見えたのか留学生クンが目を見開いてうわぁー!っと叫びました。
え?!富士山?富士山?私も見たい!
一瞬だけ見えるところだったらしく、私は見逃しました。数分後にバッチリ見えるポイントに差し掛かるまで大人しく待とう。
その後も私は、
あ、そろそろ時間だし、これじゃん?
いや、こっちかな?
と無意味にパシャパシャ写真を撮り続けました。
留学生クンは笑ってこう言いました。
「びひきさんの撮ってる山と比べ物になりません笑ホントに日本人なの笑?」
( ゚д゚)
う、うるせー!!
元はと言えばお前が見逃さないように私が保険かけてやってたんだろーが!!
「あ!びひきさん富士山ですよ!」
なかばキレながら恥ずかしさとかモロモロを八つ当たりしてたら、急に車窓がポストカードを貼り付けられたかのような景色に変わりました。
デカすぎて少しコワいとすら思えた富士山をみて、日本に生まれてよかったと思いました。
フジヤマ、やっぱ別格だわ。
もう、格が違うね。
そんなことを書いていたら、
もうすぐ今乗っている新幹線も富士山を通過します。今度は変な山を撮らないようにしよう(^^;;